「2021年度の最低賃金、過去最高の時給930円」
ここに見逃せない助成金があります。
先日、2021年度の最低賃金が全国平均で28円を目安に引き上げ、過去最高の時給930円となることが決定されました。
ダーウィンが言ったとされる言葉では、『唯一生き残ることができるのは、変化できる者である』とあります。
今、この流れに抗うことなく先を見据えての対応が、中小・小規模事業者に求められています。
この変化への「先手」の一つとして、「業務改善助成金」があります。
厚生労働省では、事業者の生産性向上を支援し、事業場内で最も低い賃金の引上げを図るための「業務改善助成金」などの活用を促すことで、最低賃金引上げの取り組みを支援しています。
[2]業務改善助成金:中小企業・小規模事業者の生産性向上のための取組を支援|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
「業務改善助成金」について、簡単に説明しますと、
① 生産性を向上させる投資(難しく考えないでくださいね。ムダ・ムラ・ムリの作業を少しだけでも減らす設備購入、倉庫等の修繕等)をします。
※ パソコンやタブレット端末は単体では対象外となります(なおシステムと一体となって使用する場合は対象)。
自動車は特殊用途自動車のみ対象となります。
② 事業場内(従業員:100人以下)の最低賃金を底上げします
(対象者:群馬県では、867円[837円+30円]までの方)。なお、底上げに伴い、時給で追い抜かれた人たちも同様のUPを図れば対象人数に加えることができます。
③ 投資額に対して75~90%を助成します。
令和3年度では、コース区分として「20円」コースが新設されて使い勝手がよくなっています。一度、活用をご検討しては如何でしょうか。
群馬県よろず支援拠点では助成金の申請からその後の対応まで、
無料で相談にのっていますので、是非ご活用ください。
群馬県よろず支援拠点
コーディネーター 剱持 茂