皆さま、こんにちは! 群馬県よろず支援拠点です。
今回は、コーディネーターの平本が担当させていただきます。
さて今回は、「経営力向上計画と先端設備等導入計画の違いは?」についてお送りいたします。
「経営力向上計画」とは、
「人材育成や財務内容の分析、マーケティングの実施、ITの利活用、生産性向上のための
設備投資等、自社の経営力を向上するために実施する計画です。
経営力向上計画の認定を受けた事業者は、税制や金融の支援等の支援措置を受けることが
できます。」
一方の「先端設備等導入計画」とは、
「生産性向上特別措置法において措置された、中小企業・小規模事業者等が、設備投資を
通じて労働生産性の向上を図るための計画です。
この計画は、所在している市区町村が国から「導入促進基本計画」の同意を受けている
場合に、認定を受けることができます。認定を受けた場合は税制支援などの支援措置を
受けることができます。」
2つの計画の主な項目を比較してみます。
<項 目> <経営力向上計画> <先端設備等導入計画>
・根拠法 中小企業等経営強化法 生産性向上特別措置法
・認定を与える主体 国が管轄 市町村
・計画期間 3年、4年、5年のいずれか 経営力向上計画と同じ
・認定取得のメリット 補助金の優先採択 補助金の優先採択・補助率アップ
税制措置(即時償却又は 税制措置(固定資産税の減免)
取得価額の10%の税額控除)
金融支援(低利融資他) 金融支援(信用保証)
ほか
・労働生産性の目標値 1%以上向上(3年計画の場合) 年率3%以上向上
・工業会証明書 中小企業経営強化税制を利用 固定資産税の軽減措置を利用
するなら必要 するなら必要
・設備の取得日・ 原則、設備の取得日より、 設備の取得日より、計画の認定
計画の認定日 計画の認定日の方が早いこと の方が早いこと(例外なし)
(例外措置あり)
・申請書の提出先 事業分野によって異なる 設備を導入する事業所のある市町村
(関東経済産業局など) (前橋市、高崎市など)
経営力向上計画と先端設備等導入計画の策定等についての問合わせ先は、
群馬県よろず支援拠点でお受けしていますので、お気軽にご相談ください。
なお、令和元年8月9日(金)13:30より、群馬県よろず支援拠点にて、
「先端設備等導入計画」作成のポイントと活用法のミニ勉強会を開催しますので、
ぜひ、ご参加ください。
▼詳細はこちらから
https://www.yorozu-gunma.jp/study/
群馬県よろず支援拠点
コーディネーター 平本善則