皆さま、こんにちは! 群馬県よろず支援拠点です。
今回は、チーフコーディネーターの小畑が担当させていただきます。
さて今回は、「サブスクリプション型ビジネス(=継続的な課金提供型のビジネス)」について
お送りいたします。
今まではサービスや製品を一回ごとに売り切るビジネスモデルが中心でしたが、これだと単発の
売上は発生するものの、継続的な売上に繋げるには営業努力が必要です。
そこで近年注目され、シェアを広げているのがサブスクリプションモデルのビジネスです。
サブスクリプションビジネスとは、売り切りではなく、サービスや製品を利用した期間や
利用量に対して対価を支払う課金提供型のビジネスです。
「月額○○円で使い放題」といった定額制などがこのビジネスモデルに当てはまり、従来の
売り切り型とは違い、継続的・安定的な売上が見込めます。
例えば、今まではExcelやWordなどのofficeシリーズを売り切りにしていたMicrosoftが、
サブスクリプション型で提供を始めました。
以下に最近注目を浴びているサービスを挙げます。
・トヨタのクルマサブスク「KINTO」・・・3年間で1台のトヨタブランド車に乗れる
「KINTO ONE」と、3年間で6種類のレクサスブランド車を乗り継げる「KINTO SELECT」
の2つのサービスを展開している。
・約100店舗のカフェが利用できる「CAFE PASS」・・・月額4860円で30杯のコーヒーを
飲むことができる。関東・東海をメインに約100店舗。
・美容院「MEZON」のシャンプー・ブローを利用し放題・・・月額16000円で平日通い放題。
東京都内だけで180店舗の美容院と提携。大阪・名古屋・沖縄にも展開している。
この他、アパレル、コスメ、家具など様々なモノがこの形態で利用できるようになっています。
特に今目立っているのが、外食関連のサブスク型サービス。
例えば筆者の家のそばにあるうどん店は、月額540円で1日1杯のかけうどんが食べられます
(最大で月30杯)。
企業と顧客がwin-winのように見えるサブスク型ですが、注意が必要なポイントがいくつか
あります。
・利用頻度(購入頻度)が高い商品・サービスはサブスクリプションモデルに適しているので、
自社の商品・サービスとの適合性を見極める。
・そのサービスが柔軟な料金設定ができるかどうか。顧客のニーズに合わせた段階的な料金
プランを設定することで入会・契約に繋げる可能性が高まります。
・一番怖い解約を回避する。ずっと会員でいてもらうためにも、顧客へのアフターフォローや
情報発信を通じて顧客との関係を構築する。アップセルやクロスセルも見込めます。
群馬県よろず支援拠点ではビジネスモデルやマーケティング支援の経験豊かなコーディ
ネーターがご相談をお受けしていますので、お気軽に当拠点へご連絡下さい。
群馬県よろず支援拠点
チーフコーディネーター 小畑 満芳